お屠蘇の意味や由来はいつから?作り方やお屠蘇の中身、お作法も!

お正月
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お正月といえば、「お屠蘇」ですね。
とはいってもあまり飲んだ記憶が
ない私・・・。

実家にいるときはそういったことを
する家庭ではなかったので、
TVではよく観るものの、
単にお正月に飲む何かとくらいしか
わかりませんでした。

大人になった今
元旦にあのなきれいな器で飲むお酒は
どんな意味があって飲むのかきになり
由来や作り方、お作法などを調べてみました。

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お屠蘇の意味や由来って何?

お屠蘇は正式には「屠蘇延命散」または「屠蘇散」と
いわれています。
酒や赤酒やみりんで生薬をつけた薬草酒なんなんです。

屠蘇の「屠」は「屠(ほふ)る」「蘇」は「病をもたらす鬼」と言う意味で
お正月にお屠蘇をのみ邪気を払い無病息災を祈ります。

このお屠蘇の始まりは中国で始まったと言われていて、
それが平安時代に伝わり宮中行事としてはじまり、後の江戸時代に
一般庶民にも広まったそうです。

なんだかこれだけ聞いているとお屠蘇なんか効きそう~って
思ってきちゃいますね。
う~ん?でもどうなのかな?
もうすこし詳しく見ていきましょう

 

お屠蘇の作り方と屠蘇散の中身は?

お屠蘇は先ほども言いましたように、お酒やみりんを屠蘇散(生薬)に
浸して作ります。

この生薬はスーパーマーケットなどで手に入ります。

作り方

スーパーで売っているものはパックになっているので
そのパックをお酒とみりんを混ぜた物に
ひたしておきます。浸す時間はだいたい5,6時間くらい。

作り方は買ったものに詳しく書いてあるので
そちらを参照にしてお作りください。

また熊本は赤酒というお酒でお屠蘇を作ります。
私自身はまだ赤酒を試したことないのですが、
熊本ではこれが定番だとか。
また、みりんの代わりとして使うようで
お料理の味も抜群においしくなるそうです。

これは早速試したいですね。
ちなみに、赤酒はネットでも販売していますので
興味のある方は是非お試しください。

生薬の中身って何がはいってるのでしょうか?

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生薬の中身ですが種類は色々あるようですが、
一般的には5,6種類で、多くても10種類ほどはいっている
ようです。

ではどんな物が入っているかと言いますと

白朮(びゃくじゅつ)

キク科オケラまたはオオバナオケラの根。
効能は利尿作用、健胃作用、鎮静作用。

山椒(さんしょう)

サンショウの実
健胃作用、抗菌作用。

桔梗(ききょう)

キキョウの根
効能は鎮咳去痰薬(ちんがいきょたんやく)、鎮静、鎮痙作用

防風(ぼうふう)

セリ科ぼうふうの根
発刊・解熱作用、抗炎症作用。


陳皮(ちんぴ)

ミカンの皮
吐き気防止など健胃作用。

生薬なのでこれだけみると効きそうな感じはしますが、
実際お屠蘇として飲むものですので
薬として呑むというのは
わかりません。
くわしいことは漢方の専門家にきいてみましょう。

お屠蘇の作法

作法や飲み方は地方や家庭によって差があります。

 

・井戸がある家は大晦日の日にお屠蘇を作る前に
屠蘇散を赤い袋に入れて井戸に吊るし、
元旦につるした屠蘇散でお屠蘇を作ります。

 

・お屠蘇は、元旦の朝、その年の初めに汲んだ水で
身を清めて、初日の出、神棚、仏壇に拝み
家族がそろったら新年の挨拶を交わす。

 

・おせちやお雑煮を頂く前にお屠蘇を飲む。

 

・家族そろって東の方角を向く

 

・皆さんも一度は見かけたことがあると思いますが
お屠蘇は屠蘇器という酒器がり、

小・中・大の三種類の盃で
呑む順番は年少から年配へと飲みます。

 

・酒器に水引を飾るとそこに歳神様が宿る。

 

・盃は3回に分けて注ぐ

 

・飲んだ人は次の人に注ぐ

 

・未成年や車などの運転手は口をつけたふりで
大丈夫。

 

・3が日は来客にもすすめて新年の挨拶を交わす。

 

・松の内を過ぎたら、屠蘇散を井戸に
投げ入れ、その井戸水をを飲めば
病にかかることなく健康に過ごせると言われている。

 

まとめ

我が家も次のお正月には是非お屠蘇を作って
家族の健康と幸せを願いたいと思います。

あと、あの酒器でお酒を飲んで
ちょっと特別感を味わいたいですね~。

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